「泣き止まないの?」 夢の中 同じ影 君の様に笑えない 「目を閉じていいよ いつでも。」 しゃがみ込む 五月蠅(うるさ)い声に 耳を 塞いだ 無意識に望んで創った 人形 問いかけたなら 別々の答え? 「貴方は誰?」 明滅続く 2つの 色彩 淡い光を 「君になりたい」と 真夜中に 踏み出した 両足 この先の 遥か 遠くの果てまで 「限界まで。」 「崩れ落ちたら 私の右手を きっと 差し出すよ。」 今 そっと 目を開ける 守る様に 重ねていたのは偽物? 問いかけたとしても それは きっと 「同じなんでしょう?」 明滅続く 2つの 色彩 辿る光は 今も 同じ軌跡だけ 描く