何も知らず素直で無垢なココロのままで 大人への階を登れたならば それはどれだけ幸せでしょうか 息を吸うその度に穢れてしまうようで 呼吸さえ厭わしくなった冬の日 白い世界に恋焦がれていた 求め願うほどに遠ざかる眩さは胸の奥底 そっと…閉じ込め 季節の艶やかさも光彩も忘れてく、 私はきっとイノセント 肺を冒す痛みは誰かの悲鳴に似て 少しずつ弱い体躯を重くする 歪む感情、弾け飛ぶナミダ 遥か記憶の海——遠い裏切りの痕 爛れるように残るだけなら 失う苦しみより孤独を希みたい、 私はきっとイノセント 求め願うほどに遠ざかる眩さは瞼の奥に そっと…閉じ込めて もう夢も見ない 境界を歩いてく、 私はきっとイノセント 一人辿り着いたのは贖いのエンドロール 噛み締めた 喜び、哀しみ、切なさ 共に空へと…消えてゆきましょう——