息が白く溶けてく 喉の奥で絡まりだす声 夜はまだ暗くなる 透いた色が目を塞いでいく 雨は強く落ちていく こんな声をかき消して落ちて 遠くで見つめていた ほのかな灯火に焦がれて 暗闇で開けた目は役立たずだ 僕なんかよりも また落とした感情 伝って あぁ、どうすれば何も言わずに 生きていけるの?死んでいけるの? 教えてよ 全てを嫌いだって言えたなら 好きなものも増えたはずだ 困るくらいに 僕らはいつでもそう 誰かの「好き」を好んで生きて 街灯の下、僕らはそっと 消えないように息をする 生きるために息をする 正解も不正解も飲み込んで 出来るなら自分の手で 絶望を掴んでみたかった 造りものの希望よりは 納得のいくものだろうから だから 助けに来ないで