空白の閉じた世界 そこには 規定の無い自由なエリア 何でも出来る 認識だけで 組み上がるカタチ その創造を繰り返し 記録してゆく 透き通る景色を見つけては 誰かがそこに 不透明な落書きを散りばめて 歪みを生み出す 見渡せばいつのまにか彩り 題材も無く 気の向くまま ほら沈んでく 海を見上げた 偏見が浮かぶ 残る隙間も思想で 埋め尽くされた 乱れゆく色を見つけても 触れられなくて 不安定な歯車が狂うのは もう止められないから 箱庭が崩れる 足元の空から 書き換わる世界を 私は見つめてた それが終わりなの ここにはもう何も無いから 許された欠片はただ一つ あの記憶(メモリ)の中