菖蒲(しょうぶ)、柳、みよしの めくるめく季の物 江の蜜から蜜へ 渡るおいらにはが似合う 一目惚れたら最後 たっぷりと色を付けてあげる 札付きの(とば)荒らし 挑むには容赦なし 目と目で交わすは (呼 恋仲だったなら) 余猿芝居 (色づく花言) さぁさ幕がく (いざ常に) いこの血潮で! 吹けよ花の 今宵濡れ手で粟の浪漫! 神如何(いかさま)の 影を背に花札は真っ盛り 蛇の目くるりと回す い事したためて ぶ菊に青短(あおたん)がれる す本音と腹に (呼 想いは重なれど) 二人茶番 (修に情けなし) さぁさ幕を切れ (断ち切れるか) (たぎ)るその血潮で! 五光猪鹿蝶(いのしかちょう) 指先もやかな十八番(おはこ)! 乾坤一(けんこんいってき)の 火花散る刹那こそいしれる 今局は大め 金子(きんす)く花札の乱舞! 神如何(いかさま)の 影を背に情は花盛り