[00:41.48]霞みがかる茜の葉こぼれてく雫 [00:48.07]赤いリボソノ-スリ-ブは少し寒く [00:54.56]やがて影は身体を包み街を包み [01:01.31]浮かぶ隙間日の明り追いかけた [01:06.97]どうして 繰り返すの 何度も 試したのに [01:21.19]届かないと判ってても手を伸ばして駆けて飛んで [01:28.02]掴んだ物覺えている? ヤクタイも無い物? [01:34.50]香り靡き辺り包み咲き乱れるキソモクセイ [01:41.05]その香りへその季節へもう少し [01:47.73]指に残るその感触は現ですか? [01:54.21]正午告げる鐘の音ひとつふたつ続く [02:01.92] [02:27.38]頰を過る旋風冷たく秋を告げる [02:34.02]子供達の声と飛んでく風船空へ [02:40.63]手にしたもの離せば逃げるドウリならば [02:47.27]いっそ何も持たずに消えるってどぅ? [02:52.87]これ以上 まだ望むの いずれは 失うのに [03:07.05]太陽だっていつか消えて宇宙全部凍りついて [03:13.70]山も海もついでに愛も もれなく死めワケで [03:20.38]でも確かに少なくとも僕らの住むこの時代は [03:27.03]紛れもなく光のある世界で [03:33.69]白昼病のようにさ迷い疲れ倒れ [03:40.37]気が触れそな程に重ねる自問自答 [03:47.36] [04:33.30]稲穗波に押され引かれ流されてく赤いリボソ [04:39.87]雲の隙間分かつように 飛行機は飛んでく [04:46.62]コペルニクスの見た天は今も光放ち続け [04:53.10]より高くへより高くへもう少し [04:59.81]見渡したら灰色の雲徐々に晴れて [05:06.40]二時を告げる鐘はいつしか遠く遠く