明日の歌を聴かせて 聴かせてよ 君の声がサイン波に 収束する前に 永遠は嘘と祝い踊り歌いましょう 寂れた街を包む褐色の篝火 硝煙の香りまるで遠い遠い夏の日 小麦色した肌に血痕の薄化粧 決壊のドミノ拡がった拡がった 肉塊のパズル散らばった散らばった 一糸の解れが編纂した 残酷のカタログ 我が子を庇う母の想いや虚しや 一絡げされ全て雑多へ変わるでしょう 漏れた腸抱え何をお探しか? 多分鞄か机の中にあるでしょう 静寂はもう戻らない 返らない怠惰な日々 過熱化は止まらない 止め処ない畏怖の嵐 偽善者のローゼキ 隠せない目の奥の火 教示者はもう語らない 少し過去の未来の話 打ち明けたささやかな夢 今はもう 君の言葉が届かない届かない ノイズになる 記憶も記録も実存も 僕を包む暖かな 暖かな光よ せめて散る有機のアラカルトに 添えてフォールアウト 赤く染まる 地平線の彼方 静まり込む ガラスの塔に映えた 真昼の空 おぼろげな視界が 一夜の 夢見の 証であるように 目の前を覆う黙示録 抗うこと敵わぬ程に あまりにも あまりもの無力 消え行く命の灯火 君の言葉が届かない届かない ノイズになる 記憶も記録も実存も 僕を包む暖かな 暖かな光よ せめて散る 有機のアラカルトに 添えてフォールアウト