永(なが)い夜(よる)の空(そら) まるで黒(くろ)い布(ぬの) 紅(あか)い線(せん)を描(えが)きながら 揺蕩(たゆた)う一(ひと)つの影(かげ) 揺(ゆ)れる月(つき)は今(いま) 闇(やみ)に何想(なにおも)う? 浮(う)かんでは消(き)えてゆく 永久(とわ)という名(な)の幻想(げんそう) 振(ふ)り返(かえ)る闇夜(やみよ)は何(なに)も語(かた)らず ただ過(す)ぎるだけ 想(おも)いを重(かさ)ねても届(とど)かぬそれは ただ沈(しず)み行(ゆ)く 孤独(こどく)の影(かげ)を振(ふ)り払(はら)うように 夜(よる)の果(は)てまで踊(おど)り続(つづ)けた 紅(あか)い月(つき)の夜(よ)に ひとつ風(かぜ)が吹(ふ)く それは霧(きり)を晴(は)らすように 自由(じゆう)きままな翼(つばさ) 漆黒(しっこく)に染(そ)まった夜(よる)の象徴(しるし)を纏(まと)いながらも 真紅色(しんくいろ)に染(そ)まる瞳(ひとみ)の奥(おく)で 何(なに)を見(み)つめる? 夜(よる)の全(すべ)てを統(す)べてはいても 自分(じぶん)の心(こころ)まだ隠(かく)してる 淋(さび)しさ生(う)まれる夜(よる)を終(お)わらせて 風(かぜ)を運(はこ)ぶ貴女(あなた)の声(こえ)ずっと離(はな)れない 孤独(こどく)の影(かげ)を振(ふ)り払(はら)うように 夜(よる)の果(は)てまで踊(おど)り続(つづ)けた 貴女(あなた)の声(こえ)が私(わたし)の心(こころ) 闇(やみ)の底(そこ)から掬(すく)い上(あ)げるよ Vo; はねみり(まいん☆しぃかあ) 原曲;亡き王女の為のセプテット