暗く 閉ざしていた 扉を開かせて 弱い記憶の中頼りに 呼び覚ます 日が落ちた空 月明かり飲み込む 古い鏡の中 想い馳せて 銀色の鏡面に 写った身体見て 吸い込まれた想い 響き合った 不確かな言い伝えは 心に光を灯す 呼んだ少女の名は 一度の“好奇心” 怖い物見たさ 半信半疑 故に狂おしい 満たされぬ衝動 埋めてくれるのなら たとえ“幽霊”でもいい 期待を込めて呼び出す 最初の名前を 暗闇の鏡へと 赤く 綺麗な血は 心を魅了して 弱い身体動かせて ひたすら求め 孤独な部屋に 閉じ込めた心は 鍵をかけた 扉のように重く 反射する鏡面は 全てを拒絶して 真逆の世界から 写し合った 黒いドレスを揺らせて 祈るように呟いた 招く少女の名は 二度の“寂寥感” 寂しくて耐えられない心 故に求めていた 満たされぬ願望 叶えてくれるなら たとえ“悪霊”でもいい 願いを込めて呼び出す 二度目の名前を 黒銀の鏡へと 白く痩せた身体 『血塗られた少女』を呼ぶ もう 引き返せない三度目の“呪縛” 割れて写る二人は ひとつになり 満たされた心は 後悔へと 终わり