遠い遠い旅の果て 貴方の声を聴いた 音の伝わらない世界 どれだけ眼が良くたって 遠くを見つめたって 視えるモノはただ醜い鈍色 適わない 届かない 紛い物の私は人工衛星(サテライト) 軌道上を越えて心揺らぐ 適わない 届かない あの月の輝きに魅せられた 本当だって、残酷だって 屹度貴方の元へ還りたいから 「メテオライト_サテライト」 儘ならない姿勢制御 燃料さえ途絶えて 静寂だけが包む世界 纏わり付いた何かを 其の身に宿していても 今もまだ鮮やかな青 零Gに揺られ 只々酔っている あの日の夢は虹色 視えるけど 届かない あの月がホンモノの衛星(サテライト) 能わないって 適わないって 知っても 見えるかな 届くかな 地平線の端には何がある? 「降ろさないで。理解らない。」って 悔しさに視えないフリをした 零Gに揺られ ただ漂う この日の宇宙(そら)は鈍色 融けていく 融けていく 貴方の胸の中で 心の隅 眠りの淵の願い 融けていく ×んでいく 落ちていく 落ちていく 貴方の引力(チカラ)に引き寄せられて 能わないと 適わないとしても 見えますか? 燃え尽きる 嫉妬の輝きは流星(メテオライト) 成層圏 秘めた想い 大空の彼方で輝くから