幻の果て誰も知らない この場所に咲く黄金色の花 手を伸ばしても触れることない 望みの中だけ咲き続ける花 近付く程に逃げるあの場所が 辿り着く道標無くして ただ眩しく見えるのね? 貴方が摘んだ花の数なんて 覚えてるわけもないわね 彷徨い続けなさい 季節がまた過ぎ去って 花より外に知る者もいない 咲いて濡れて乱れて 虹の模様を 描いたならどこまでも途切れさせずに… 枯れて咲いて再び 色とりどりの 夢に包まれたならば永久に覚めない 摘み取ることの許されぬ花を 人は何故求めるの狂う程に わからないわ 季節はまた繰り返して 花だけがただ時を刻んでく 揺れて散って流れて 雨を降らせて 優しく地に降り注ぎまた蘇る まほろばのたまゆらぞ いつの日か果ててゆかむ ゆらゆらとさやさやと 泡沫の夢が 散ってはまた咲いて 終わることはない 信じている 疑うことはもうないわ 咲いて濡れて乱れて 虹の模様を 描いたならどこまでも途切れさせずに… 誰も知らぬ花園 無限の色で 咲いて咲いて咲き誇り 全て染め上げ