あぁ、巡り来るこの機会逃しはしないわ たった一度だけなら失敗はできない それなら戸惑わず死神と契約を結んで 明日登る太陽黒く染めればいい また朽ち果てた後の裁きを恐れはしない 祈る事などの意味だと分かっている この命があるうち全て手に入れたいもの どんな壁が阻んでも ただ追いかけていく 己を偽らず道徳を破るなら 何も断る理由はない どんな結末が彼女を待つのか(必ず幸せ) それは誰も分からないだろう(掴んで見せると誓を秘め) そう動き出した運命の中で(犯した罪なら) それぞれの役名を演じるだけ(悔みはしないわ) 積み上げた思い出も(彼女が) 100通目を見ればゴミのよう(見せた強さは) 忘れ去られてゆく希望は(刹那の) 消えてしまうだけ(狂気か) だから縛られる事もない(一途な) それを美徳と言うならば(思いは何を) 何も出来ず立ち尽くした 臆病者の言い訳でしょう(掴むのだろうか。その決心) 「貴方の持っているその時計。 その時計とは、縁が深いようで」 「頼まれても、この時計は無理よ」 「ご安心を。 それは、私が持つべき物ではない。」 「そう。なら、そのお金でうまくやって。」 「廉価なもんだな。まぁ、いい。」 どうして二人(密かに)愛を育む事を(愛を育み) 隠して時を止めているの(静止された時を彷徨う) まだ間に合うはずだと手を握って(力も無く) けれど言葉に(今は遅すぎた時)確信持てず(悔やんで) 偽りの時間に幕を切ってあげましょう 言えることはもう叶いません その偽りなら、二人幕を引く(貴方を置き去りにはできない) だから今は何処か遠くへと(今ここから逃れて失う事だけは) 悲しい終わりは誰も望まない(どれだけ傷づいても二人で離れないと) たとえそれが許されないとしても(誓ったばかりで) 誰も失いたくない(踏み出す勇気) それはただの甘えだと(止まった時が) 笑いたければ笑えばいい(手にした夜に) 今の選択を(動き始めた) だから ただ守りたいものを(思いがけない) 邪魔は決してさせません(裁きは下る) 救う事も叶わないのか(運命は無情に) 闇を銃声が切り裂く 「セレース!あぁ、何てことだ。 しっかりしろ!しっかりするんだ! セレース!」 「天罰が下ったのよ。」