何にも喩えられないおぞましき色の渦 確かめる者、何故この世界に生み出されたの? この胸は震える 飛び交う見えぬ悪意を感じられたとしたら 誰一人もう正気は保てず その命さえ投げ出して逃げる 心はすぐ色取り替えていずれは黒く染まる 何も無い純白のまま閉じ込めて 独りきりの時の中眠る 誰も信じられぬ ああ私の心はどこへ向かって漂う いつかは 誰も傷付かずに そう満たされる場所を見つけ出せると祈る この世で醜いもの ああ求めるのならば 人の心を覗き悔やんでしまえ ただ清らかさに そうほだされ続けて傷付くならば捨てて 誰も信じられぬ ああ私の心はどこへ向かって漂う いつかは 誰も傷付かずに そう満たされる場所を見つけ出せると祈る いずれ淀んでゆく ああ心も無垢なら導く術を想い触れよう そして芽生えてゆく そう優しさすら閉ざして無へと心を委ね by--幽雅に咲かせ、墨染の桜