[00:00.00] 作曲 : ぽてんしゃる0 [00:01.00] 作词 : ぽてんしゃる0 [00:22.05]茜さす夕涼み。 [00:24.29]残光が脳裏で揺らいでる。 [00:27.27]遠い夏の夢に [00:29.82]見上げた影法師。 [00:32.36]通い慣れた商店街は [00:34.72]人もまばらで、 [00:37.32]帰省(かえる)度に胸を [00:40.06]締め付ける。 [00:42.36]ほら、思い出す。 [00:43.94]あの境内に君を連れて。 [00:47.80]祭り囃子は遠く、風まじり。 [00:52.99]しゃらりん。しゃらりん。 [01:03.52]ふわり香る [01:04.69]その瞬間に髪が触れて [01:08.42]はらんだ風はただ、 [01:11.22]熱帯びて。 [01:13.59]嗚呼、ゆらり溶ける [01:14.87]水面鏡は月を撫でて、 [01:18.81]苺ジャムのついた頬照らす。 [01:24.48]流れゆく時間だけが [01:26.84]僕らの手に降って落ちて。 [01:29.45]泣いてみようか、 [01:30.57]Time is over. [01:31.94]指の隙間すり抜けていくから。 [01:34.99]燃え盛る炎がまた [01:37.04]月夜を背に舞って爆ぜた。 [01:39.78]祈ってみようが、 [01:41.02]拝んでみようが、 [01:42.45]傷も面影も、儚く消えた。 [01:45.00]吹きやんだ凪の暇(いとま)によせて、 [01:50.10]見上げた影法師。 [01:53.90]歪(ひず)んでいた。 [01:55.19]さあ、茜さす夕涼み。 [01:57.74]残響が脳裏にはり付いて。 [02:00.67]遠い夢、笛の音に [02:02.53]火影が揺れた。 [02:04.15]今は夢の中。 [02:05.87]藍錆の街並と [02:08.11]残光が路地裏滲んでる。 [02:11.08]遠い夏の夜に [02:13.54]不知火揺らめいて。 [02:16.17]丘の向こう。 [02:17.41]あの鉄塔の線を抜けて [02:21.15]はらんだ風いまだ、 [02:23.95]熱帯びて。 [02:26.30]嗚呼、ゆらり溶ける [02:27.52]水面鏡の月を撫でて、 [02:31.66]苺ジャムを拭いた。 [02:34.41]風、あざみ揺らして。 [02:57.61]ひとつ、ふたつ無くしていく [03:02.40]隠れん坊。 [03:04.02]誓った約束も [03:07.75]長い影伸びた帰り道。 [03:13.07]忘れずいれるかな。 [03:18.33]肩濡らす夕時雨。 [03:20.50]残響が鼓膜に灼きついて。 [03:23.38]土の匂い、雨音に [03:25.20]じゃらりと濡れた。 [03:26.82]全部夢の中。 [03:28.77]什麼生&説破(そもさんせっぱ)のやり取りで [03:31.01]互いの為だと嘘ぶいた。 [03:34.00]遠い夏の夜。 [03:36.55]あの日に帰ろうか。 [03:38.28]なんて思ったり。。 [03:39.04]茜さす夕涼み。 [03:41.48]残像が脳裏にはり付いたまま。 [03:44.33]淡い記憶、鈴の音に [03:46.15]火影が揺れた。 [03:47.51]すべて夢の中。 [03:49.52]藍錆の街並と [03:51.82]残光が路地裏滲んでる。 [03:54.68]遠い夏の夜に [03:57.23]不知火揺らめいて。 [03:59.54]しゃらん しゃらん しゃらん しゃらん [04:17.93]遠く、遠く笛の音は消えていく。