壁に向かって突っ立って 何を見てるかって 日は暮れる深く深くどこまでも 道に落ちる石に また夢中になって また去り行く人を止められなくて くそくらえな ノスタルジー! いつまでもぼくを 揺らす 帰る家の窓には 幼き日に映える灰色の世界 森に迷い 立ち尽くし 花を喰らい 闇に怯える 手に持つキャンディ 早く隠して 東の空から奪いにくるから いつまで待ってたって だれも来やしないって 僕の方からは 会いに行けなくて ずっとわかってた そうなるのを 痛みよ 僕を笑え!! 居心地の良い 原風景は 死に際で 思い出せればいい 火を放ち 闇を喰らい 森を焼き 空が落ちる サヨナラ迷いよ 霞がほら晴れて いくから 震える右手のマッチが こぼれた 落ちる空 仰いで 幼き日々が消える サヨナラ迷いよ 霞がほら晴れていくから 東の空の上で霞が途切れた