[00:10.92]くたびれた 馬車に揺られ [00:15.79]少年と 話をした [00:20.53]1000の国を 旅したという [00:25.44]その目が見て来たものは [00:30.11] [00:30.50]天空に浮かぶ城や [00:35.19]怪物や 宝の島 [00:40.01]ある町の 賢者は言った [00:44.87]少年の肩を抱いて [00:50.22] [00:51.00]「愛しか知らず 生まれた者が [01:00.67]愛の意味を忘れて 生きてはならぬ」 [01:10.55] [01:13.02]干し草の ベッドの上 [01:17.82]星空を 見上げながら [01:22.58]旅に出た 訳を訊くと [01:27.42]少年はそっと泣いた [01:32.72] [02:01.49]「泣いて叫んで 生まれた者が [02:11.28]涙かくし一人で 生きてはならぬ」 [02:21.12] [02:23.45]少年は 最後に言った [02:28.24]「1000の国を 旅したけれど [02:33.09]探してた 愛はきっと [02:37.94]すぐそばにあったんだ」と