[00:15.52]奈落と見紛うばかりの空に [00:21.32]深く冷たい永遠が広がる [00:25.21] [00:29.31]いつかそこに浮かんでいた [00:31.68]あの美しい輝きを [00:36.36]いまはもう誰も覚えてはいない [00:39.52] [00:42.66]眉月(まゆづき) [00:44.30]弦月(ゆみはり) [00:45.71]十五夜 [00:46.93]十六夜(いざよい) [00:49.81]数多の呼び名で留めておこうとしたけれど [00:56.91]いつも世界を照らしていた [01:00.36]あの麗しい輝きを [01:03.27]いまはもう誰も覚えてはいない [01:07.55] [01:10.77]生まれた時からずっと [01:15.75]あなたは抱きしめていてくれた [01:23.99]孤独の一端に繋がれているものが [01:29.17]愛であることを伝えようと [01:32.82] [01:37.75]どんな過ちも許しながら [01:42.98]あなたは抱きしめていてくれた [01:50.99]あふれる涙を拭うために [01:56.38]時が開かれてゆくことを伝えようと [02:00.87] [02:05.50]やがて妊る命に満ちる [02:10.33]安らかであたたかい海の鼓動 [02:14.20] [02:17.82]自らを戒める斧を手放した [02:21.40]愚かな心の奥にも [02:23.76]それが太陽の力であることを明かし [02:27.24]ただひたすら夜を守り続けていた光 [02:31.52] [02:33.60]記憶さえも奪う 漆黒の闇の彼方 [02:39.20]そこからここはどんな風に見えるのだろう [02:46.00]離れていくことしかできなかった理由を [02:50.90]私たちは知ることができるだろうか [02:54.89] [03:00.75]生まれた時からずっと [03:05.96]あなたは抱きしめていてくれた [03:13.48]憎しみへ導くものが [03:17.81]愛であることも忘れないようにと [03:22.38] [03:27.66]どんな苦しみも癒しながら [03:33.43]あなたは抱きしめていてくれた [03:41.69]争いをはじめる手も 傷ついた者を救う手も [03:46.70]同じ心に繋がる手であることを伝えようと [03:50.19] [03:53.97]私はあなたの名を記しておこう [04:00.61]あなたが伝えようとしたほんとのことを記しておこう [04:08.33]私はあなたの名を伝えていこう [04:14.48]あなたが伝えようとしたすべてのことを伝えていこう