[00:00.00]雪の降らない街 [00:31.64] [00:32.03]「キライだよ。冬は寒いから。」と [00:40.63]話す君に [00:43.46]「今年から、冬が好きになる!」と [00:51.87]あげたコート [00:55.18] [00:55.49]そでを通したり 床に広げたり [01:03.29]はしゃぐ笑顔 [01:06.60]連れて部屋を出れば [01:14.04] [01:14.52]白い冬が街に降りて来た [01:20.36]雪の降らない僕等の街に [01:26.15]二人 手と手を重ね見上げた [01:31.99]空一面の粉雪 [01:38.65] [01:47.07]三月の風が窓のすき間 光る頃に [01:58.63]少しずつ 片付けたこの部屋 [02:06.92]広いんだね [02:10.27] [02:10.62]二つずつの物が一つになれば [02:18.51]心さえも いつか一つずつに [02:29.09] [02:29.69]そっと笑いかける君の顔 [02:35.58]今は小さなフレームの中 [02:41.29]壁にもたれたレコードの裏 [02:47.16]戻らない時の記憶 [02:53.61] [03:13.76]ざわめく夏が [03:19.42]色づく秋をこえて [03:25.06]やりきれない静けさの中で [03:30.22]曇る窓に君想えば… [03:36.23] [03:36.53]白い冬が街に降りてくる [03:42.12]壁に並んだ二つのコート [03:47.87]そでが重なり まるであの日の [03:53.81]僕とあなたの様です [03:59.21] [03:59.47]いつも同じ言葉で結んだ [04:05.21]届くはずの無いこの手紙を [04:11.00]今日も机の奥にしまった [04:16.80]出来る事なら今すぐ [04:22.58]この冬空を駆け抜け [04:28.30]あなたに会いに行きたい [04:34.98]-END-