遠く見つめたまま 時にへつらうように 涙を堪え黙る空 灰色に巻かれて失った夢を 痛みの中に探した 必ず会えると 約束を強く刻み瞳(め)を閉じた 言葉よりも記憶よりも この手が覚えてる 熱く濡れて僕に語る頬を いつか空(くう)に裂け散らばる思い 御舟に抱(いだ)かれて 銀燭の明日を目指す 真実も探せないまま 純白に明けてく 天を崇(あが)めるように 彷徨う指先伸ばした あんなふうに君もまた消えてしまうんだね 明けの月影に泣いた 近くて遠い場所 辿り着けると迷い星も越えて 祈りよりも運命よりも 経験を束ねて 失われた絆 取り戻すと誓う 闇は解け露わにうねる道の上たたずみ 十字架の嘆きを晒す 過ちを許せないまま 言葉よりも記憶よりも この手が覚えてる 熱く濡れて僕に語る頬を いつか空に裂け散らばる思い 御舟に抱かれて 聖戦の星屑になる 灯火を消せないままで