世界にただ一つ この思いを解き放つ場所がある 記憶の森を旅するよう 面影が導く 生きてゆくことが 苦しい時も 喜び遠き日も 見つめている フレームに力込めて 感じてみる 大きな町の片隅 咲かないまま 地に落つ蕾がみた夢も 叶えようと 光に照らした人を… 夢時の出會いに 安らぎにも 見た甘い風が吹く 唇に乘せ觸れてみても その聲は聞こえない 生きてゆくことの 苦しい証 さよならの砌(みぎり) 觸らないで 言葉すら冷めた夜は 許さないで 生きる為にした事も 全て痛き 優しさに濡れた溫もりは 痛いほど 突き刺さる身も心も 幼子となれ想いよ どうぞ受け取り あなたに沈めて 星々にかき消された 罪の塔を 人の世の目の奧にきらめき 清らかな祈りが 闇を破ったなら 真実に 打ち叩かれた許しを この大地に 身を振り投げていつの日か 癒えるまで消えるまでと 祈ろう 愛だけが 潰えぬようにと