金色の空はひぐらしの調べ 黄昏はまぶたを撫でてゆく 懐かしい夢でいつか見た小道 人里へ帰れと 呼ばう声 その深い森には神様がすむの 木の葉の囁きに耳をすましてごらん 山の深くで見つけたあやかしたちの宴 鈴の音も高らかに謡う声がひびく 赤いランプは鳥瓜 つむじ風も踊る みんな消えたあとには 大きな黒い羽ひとひら そよ風の木々は錦の装い 三日月がお山に沈む頃 誰ひとりそこへ行ってはいけない 日が落ちりゃ帰れぬ 迷い道 やみ色した鳥の王様が居るの また今年の秋も羽根の音がきこえる 山の深くで見つけたあやかしたちの宴 古ぼけた思い出は今は昔の事 長く響いた鐘の音と彼方に見える影 みんな消えたあとには 大きな黒い羽ひとひら 山の深くで見つけたあやかしたちの宴 鈴の音も高らかに謡う声がひびく 赤いランプは鳥瓜 つむじ風も踊る みんな消えたあとには 大きな黒い羽ひとひら