照りつける夏の太陽 さらけ出す見たくない気持ちまで 毒入りのこっちの水と 混ざらないあっちの真水と 砕かれた心には 優しさが突き刺さるだけ 分かっても笑ってる 貴方を見てたい 夕やけ蝉時雨降る 気持ちまで舞い上がる 背中伝う汗には 絶望が混じるの 差し伸べた白い手は 世界さえ構築するもの その中にぽっかり浮かぶ 捨てるなら握りつぶして ぬるい風巻き込んで 涙ごと吹き飛ばしてよ 分かっても無視してて 惨めになるだけ 火花尽きることなく いつまでも焦げている 濁る希望だってもう こびりついたままで 揺れる陽炎の果て 貴方の背追い続け まるで影になった様な 自分を哀れんで 私は未だ独り 今年も夏が逝く