「濡羽の景」 「星空Blossom」より 静かな夜 幾つもの星たちが 波に揺られては泳いでいく さざ波に浮かぶ舟 二人言葉無く 優しく月の光はただただ見つめ合う 追憶の日は 悠久の流れに 身を任せ時は動き出す 幾億の星 幾つもの想いを 抱いてまた 近づいては離れていくようね 色付いては 闇に溶け出していく 町の灯りさえ移ろいゆく 長い静寂の時を超えて昇る陽に 二人の進む水面は眩しく霞んでいく 果てしなくただ続いていく歴史を 照らし出す恋は鮮やかに ひとひらの雲 ひとつだけ浮かんで 流れては 同じようにまた消えていくのね かけがえのない時を 皆繰り返して 明日を迎えていく 悠久の流れに ねぇ 全てを預けて 貴方の温もり抱いていたい 懐かしい音 どこからか聞こえた 懐かしい記憶奏でだす 幾つもの時 幾つもの想いが 悠久の流れとなり 今を紡いでいくよ 終わり