時計はあの頃に 針を止めたまんまで なにも手に着かないまま 夢で遊んでる 「追い風だからいいじゃない」と 余裕を見せて 本当の風も判らず歩き続けてる そう夢にそんな幻想に 溺れていたって 怠慢が快楽に変わり ただ腐れていく ただ頼りにしてたのはカザグルマ 狂狂と僕の進む道を狂わせる ただ安い玩具のような日々の中 ズブズブと入った茂みから 動けもせずに 沈み続け死んでいく 船は北極星を見つけ それを頼りに進む 僕もそれと同じような 指標が欲しかった 追い風に怯え反対へ進んだって ただ来た道戻るだけ なにも進化しない そう愛もそんな幻想と 割り切れるなら 焦燥も快楽に変わり ただ楽しむだけ 砂漠の中に立ってた自販機は 乾いてた僕の喉を潤す気がして ただお金を入れずにはなにもなく 無一文の僕は その場に干からびて倒れ 砂の海で死んでいく 夢にそんな幻想に 憧れていたって 情熱は絶望にかわり ただ枕濡らす ただ頼りにしてたのはカザグルマ 狂狂と僕の進む道を狂わせる ただ流るるままゆくは闇の中 僕はまだそれに気がつかずに 歩み止めずに 迷い続け死んでいく