[00:23.99]黒い山羊が呟いた [00:28.12]「白線よりお下がりよ」 鈍色電車通り去って [00:32.43]隣で猫が問い掛けた [00:36.50]「アナタは何処に向かうんだい ここらも直に死んじまって」 [00:40.94]赤の手首携えて [00:44.82]私一人ふわり根無し草 [00:49.22]錆びた水を飲み込んで 次の駅 [00:57.90][03:07.05]またどうか 愛を [01:01.31]帰りの電車は何処にも無いわ [01:05.47][02:03.86]教えてダアリン ねえダアリン [01:09.62]声が聞こえた ような気がした [01:31.03]枯れた花は呟いた [01:34.85]「感情が無い、感情が無い」 心は憂い夕を吐いて [01:39.20]蝉の泣いて墜ちる頃 [01:43.28]電線が裂いた赤の下 立入禁止蹴っ飛ばして [01:47.93]猛り影がドロドロと 零れ出す [01:56.08]「見えない」と 泣いて泣いて [01:59.67]私の想いを 探してるわ [02:08.06]鳴らぬ電話の 命は何処へ [02:29.53]茹る茹る 環状線 [02:31.15]ここには無い ここに終点は無い [02:33.51]左 左 右で鳴る [02:35.37]踏切りの音 カンカラリンドウ [02:37.60]カラスは言う 「あの頃にはきっと戻れないぜ」 [02:41.76]「君はもう大人になってしまった」 [03:10.60]終わらない輪廻を 千切っておくれ [03:14.78][03:31.50]さよならダアリン ねえダアリン [03:18.97]あの日私は大人になった [03:23.13]絶えず想う二人一人 [03:27.32]暮れ落ちた言葉は 取り返せずに [03:35.67]クルクル回る環状線を [03:39.87]「一人憐れに歩めや少女」