[ar:1] [ti:凛] [00:01.16]春(はる)深(ふか)く夢(ゆめ)の輪郭(りんかく)を [00:05.22]暈(ぼか)して行(い)き過(す)ぎて舞(ま)い戻(もど)る [00:10.98]花(はな)びらは仕草(しぐさ)を追(お)いかけ [00:15.98]薄明(うす)明(あ)かりの下(した)で密(ひそ)やか [00:43.06]爪先(つまさき)であやす 月(つき)の兎(うさぎ)は踊(おど)り [00:48.57]星(ほし)の間(あいだ)を飛(と)び回(まわ)る [00:52.32]口笛(くちぶえ)吹(ふ)き [00:54.96]飛沫(しぶき) あがる [00:55.92]私(わたし)駆(か)ける [00:58.42]追(お)いかける星(ほし)は [01:00.97]廻(まわ)る 廻(まわ)る [01:03.72]小(ちい)さな蕾(つぼみ) [01:05.57]咲(さ)いて 咲(さ)いて 月(つき)にお願(ねが)い [01:09.63]穏(おだ)やかな影(かげ)に薄化粧(うすげしょう) [01:12.48]知(し)らず 知(し)らず えいや!と投(な)げた [01:15.58]蕾(つぼみ)は 行方(ゆくえ)知(し)れず のまま [01:42.21]見下(みお)ろして小(ちい)さくなった雲(くも)の間(あいだ)に [01:47.92]芽(め)を出(だ)した線香花火(せんこうはなび) [01:51.32]円(つぶ)らな夢(ゆめ) [01:53.66]飛沫(しぶき) あがる [01:55.21]火花(ひばな)翔(かけ)ろ [01:56.32]問(と)いかけた星(ほし)は [01:59.87]代(か)わる 代(が)わる 顔(かお)を変(か)えた [02:04.82]咲(さ)いて 咲(さ)いて くるりと廻(ま)わる [02:08.57]舞(まい)姫(ひめ)の如(ごと)く 玉響(たまゆら)に [02:11.52]思(おも)い思(おも)いに動(うご)く影(かげ)と [02:15.12]背中(せなか)を合(あ)わせて [02:17.33]あ~あ~走(はし)る! [02:32.30](や!) [03:01.98]弧(こ)を描(えが)き [03:02.98]影(かげ)は延(の)びる [03:04.43]陽炎(かげろう)の先(さき)に [03:07.64]さいた あった! まぁるい花(はな)が [03:12.59]咲(さ)いた 咲(さ)いた [03:14.90]星(ほし)の破片(かけら)が [03:16.31]月(つき)の裏側(うらがわ)で泣(な)いていた [03:19.46]気付(きづ)かぬうちに [03:21.11]隠(かく)れてた兎(うさぎ)もまた弧(こ)描(えが)く [03:25.12]咲(さ)いて 咲(さ)いて 月(つき)にお願(ねが)い [03:28.08]穏(おだ)やかな影(かげ)に薄化粧(うすげしょう) [03:31.03]知(し)らず知(し)らず えいやと投(な)げた [03:34.23]蕾(つぼみ)は 行方(ゆくえ)知(し)れず [03:37.30]咲(さ)いて 咲(さ)いた 風(かぜ)に揺(ゆ)られて [03:39.80]穏(おだ)やかな坂(さか)は薄化粧(うすげしょう) [03:42.30]下駄(げた)鳴(な)らして口笛(くちぶえ)合(あ)わせ [03:46.16]凛(りん)として はんなりの心(こころ)