[00:00.94]妖精:男の名前は [00:03.73]妖精:結婚式場に現れた、哀れな男である [00:07.27]妖精:これまで何百という結婚式を見てきたが [00:10.65]妖精:新婦に対してここまで後悔している男はまれである [00:13.93]妖精:そもそも、これほど悔いている人間というものは [00:17.04]妖精:式に参加しないものだ [00:19.23]妖精:幼馴染であるがゆえ [00:20.71]妖精:彼女への思いをずっと伝えられなかったツケが [00:23.41]妖精:皮肉にもこんな形で巡ってくるとは [00:26.42]妖精:しかも、2人を祝福するスピーチまで任されてしまうとは [00:30.25]妖精:つくづく哀れな男である [00:33.11]妖精:男はスライド写真を見ながら過去をやり直したいと強く願った [00:37.41]妖精:見るに見かねた私は、写真の時代に戻ることを許可した [00:41.80]妖精:私とは、無論、この教会に住む妖精である