仄暗い 部屋の中で ひとりギターを抱えてた 爪弾き出した その音は 窓の外へと溶けてゆく ずっとずっと いい子のふりしてた 優しさに怯えながら 錆付いた シャッターに 体をあずけ 震えてた 暗闇の 過去をしまい 箱庭の中 逃げていた ずっとずっと 嘘をついてたの 孤独をおそれてた オレンジ色に 照らす 街灯り いつものように はしゃぐ仲間達 もうひとりじゃないって 素直になれたの だから ありがとう ありがとう ずっと言えなかった その笑顔とその手で 導いてくれた きっと今も……。 何かから逃げるように ひとりギターを奏でてた 悲しく響いた音 商店街へ消えてゆく ずっとずっと 閉じていたものは わたしも同じで オレンジ色は今日も輝いて 変わらずみんなを照らし続ける もうひとりじゃないって やっとわかったの だから ありがとう ありがとう ずっと言いたかった その優しさで わたしの心も開いて ありがとう ありがとう ずっと言いたかった その笑顔とその手に 包まれていたい いつまでも ずっとずっと これからも こころから ありがとう