長く長く 広がる夜 帽子を押さえ 飛び立つ 「ルート」 幾度までも続く 星の数学 高い高い 空から見た 私の軌跡 巡った 「ルート」 がむしゃらに走った 足跡辿る まだ見果てぬもの そこにあるから 近づきたいよと 進んでこれた 冒険以外は 知らない日々に そんなのもいいと 笑っていける 小さな嘘 心にはついて 寂しさ あふれるのを 黙っている 一夜人世の 出来事に 振り回されて 焦った 「ルート」 いびつな道のりも 私らしいぜ 星と星の 間抜けて 何処までだって 行けるさ 「ルート」 無限に続く数 答え求めに 例えるのならば パズルか迷路? 出口見えなくて 泣いていたんだ わからないなんて つぶやきながら 探し始めたら 何か変わった 昨日とは 違う 今がある 終わりの ない明日も 悪くわない 分岐する シナリオ選び グッドエンドを 迎える 「ルート」 バッドな演出も 変えてやるんだ 判定不能な 未知数 導くための 公式 「ルート」 xもyだって 求められるさ 小さな自分 自信持てなくて 止まった 場所も 描かれているから つらいときは 振り返ってもいい 支えてくれた 誰かもいる 長く長く 広がる夜 帽子を押さえ 飛び行く 「ルート」 式にも書けないぜ私の答え 高い高い 空から見た 私の軌跡 名づけた 「ルート」 三度願いこめて 星に送ろう