[00:10.00]煙立つ 頂の先の [00:21.96]忌まわしき 月を睨め付けていた [00:36.80] [00:51.10] [00:52.30]煤が舞い 燻ぶる魂 [01:02.80]哀れみも 施しも寄せず [01:13.66]揺れる瞳に 涙を溜めているのに 嗚呼…… [01:27.06]此の身に出来る事等無い [01:32.71]只、腕を伸ばして抱き締めた [01:37.94]か細く震える胸に 馨り立つ沈丁花 [01:48.82] [02:07.94] [02:09.10]人の子よ 己を厭わず [02:19.38]願うなら 永久に人であれよ、と [02:34.15] [03:09.35] [03:10.85]けれど 何時かは燃え尽きてしまうから 嗚呼…… [03:24.54]貴女が灰と消える時は [03:30.22]私が此の身で燃やしましょう [03:35.35]そして其れを埋めたなら 庭に咲く沈丁花 [03:44.87]貴女に出逢えたあの日から [03:50.66]此の指ではもう数え切れず [03:55.70]幾年が過ぎようとも 傍に咲く沈丁花