届かぬ 棚の上 誰かが 置いてきた いつかの 部屋の中 誰かが 「誰か」 置いてきた 遥かに 遠のく 夢 此の手で 拾い上げたように 風に舞う それが遠くて 振り返ると いつか見ていた様に 時を超え 例え朽ちても まだ見ぬ夢 崩れた箱に眠る 鏡に 映る人 儚く 伸びる影 遮る 雫の音 流れる 昔聞いた言葉 高く舞え その身帰依ても 彼方の声 響いたことに鳴いて 黒く縫う 奈落の穴へ この身を乗せ 飛沫の中へ消える 故.. 故.. 故.. 故.. 故.. 故.. 故.. 故.. 交わす 言.. 言.. 言.. 言.. 言.. 言.. 言.. 揺らぐ 己を.. 己を.. 己を.. 己を.. 己を.. 己を.. 己を.. 痛む モノ.. モノ.. モノ.. モノ.. モノ.. モノ.. モノ.. 風に舞う それが遠くて 振り返ると いつか見ていた様に 時を超え 例え朽ちても まだ見ぬ夢 崩れた箱に眠る 終わる