[ti:] [ar:] [00:19.82]色あせた仆の自転車には [00:26.19]二つの大きな傷が殘ってる [00:32.48]一つは2人目の女にやぶれた時の [00:38.84]もう一つは自分を裏切ったときの [00:43.72] [00:45.44]人もまばらな國道沿いの店に [00:51.48]缶ビールを買うためだけに走らせた [00:57.67]このままどこかへ飛んでいってしまえば [01:04.03]忘れかけてた何かに出逢えるのだろうか [01:08.98] [01:10.25]運命(さだめ)のない物語 生きてゆくのに臆病で [01:16.83]いつも同じ場所だけ行き來してたけれど [01:22.94]これからはいつかの自転車少年みたいに [01:29.55]未だ見ぬ道を 泥んこになって [01:36.99]かけめぐりたい [01:44.39] [01:54.76]サーチライトが黒い云を照らす [02:00.97]寂しさと欲望をかき回してる [02:07.07]「責任」というものはただのプライド [02:13.47]人の求める自分になる必要はない [02:18.45] [02:19.66]ゆずれないものばかり 大人になればそりゃ増えて [02:26.35]小さなかごからいっぱいはみ出してるよ [02:32.20]これからはいつかの自転車少年みたいに [02:38.96]何も持たずに 空だけ見上げて [02:44.82]迷ったり悩んだり?あたりまえの事だから [02:51.54]グラグラなときもハンドルだけはギュッとつかんで [02:57.59]そしてまたいつかの自転車少年みたいに [03:04.21]未だ見ぬ道を 泥んこになって [03:11.76]進み出すのさ [03:23.97]