作曲 : 北川勝利 作词 : 岩里祐穂 問い掛ける言葉だけ この胸に降り積もってく 流れ去るあの雲のように 何もかもかたちを変えるね 駅まで続く道を 歩幅を合わせ歩く はなればなれで生きてく意味を いつか分かる日が来るよと 枝を離れた花びらが今 私たちの肩にとまる くり返す約束は 何を願っているのでしょうか 壊さなきゃ見えなかったのは 失くしたくないって事だったんだ 正直すぎる君が 少しだけ悲しくて 季節がくるたび咲く花の下で 来年また逢おう 思い出なんていらないくらい 私たちは続いていくよ はなればなれで生きてく意味を いつか分かる日が来るなら 大好きなまま 君の背中に 微笑みながら 手を振るから ああ、僕らはまた家族総出でサクラを病院に連れていく 運転席には、狼の遠吠えみたいな声で泣き続ける かつて宇宙で1番幸せだった男 後部座席には、馬鹿みたいに話し続ける 世界できっと2番目か3番目に美しい女の子と 数年のうちに誰も成し得なかったくらい太って、 それでもやっぱり眩しくて、ちゃんと見ることが出来ない程美しい女の人 (しかも大号泣) そして、僕らの家にやってきたその日から そう、その尻尾についていた桃色の花びらくらい 甘く、淡く、暖かな何かを運んできた女の子 サクラ、サクラ... うふふ、兄ちゃん、しかも今日は大晦日 警察にまで追われてるんだ。 打たれへん 声が聞こえる 兄ちゃんの声がはっきり聞こえる ああでも、違う。 兄ちゃん、違うんだ。 打たれへん 違うよ兄ちゃん 神様はいつだって打てないボールなんて投げてこなかった ボールを投げ続けていたのは僕らだったんだ 毎日毎日、泣いたり、笑ったり、怒ったり、 恋をしたり、恋を失ってまた泣いたり その度に、神様ってやつに 「これはなんなんだ、どういうことだ」って ボールを投げ続けてきたんだ 「どうしてくれるんだ、なんでこんなにひどいんだ」 でも奴はその度に、僕らのボールを受け止めた どんな超スピードだって、悪送球だって、 悔しいけど全部、ばっちり受け止めた そしてこういったんだ 「おいおい、全部同じボールだよ」 ああ、僕らには変わらない日常があった 恥ずかしいけれど、それが愛だよ その時、ミキの膝の上でゲップを続けていたサクラがこういった 「ボール、あの軽やかな羽!」 そう、サクラがまたおしゃべりを始めた