[00:00.00] 作曲 : 北川勝利 [00:01.00] 作词 : 岩里祐穂 [00:07.65]問い掛ける言葉だけ [00:12.62]この胸に降り積もってく [00:17.82]流れ去るあの雲のように [00:23.26]何もかもかたちを変えるね [00:29.01]駅まで続く道を [00:34.41]歩幅を合わせ歩く [00:42.79]はなればなれで生きてく意味を [00:47.72]いつか分かる日が来るよと [00:52.91]枝を離れた花びらが今 [00:58.33]私たちの肩にとまる [01:26.48]くり返す約束は [01:31.74]何を願っているのでしょうか [01:36.94]壊さなきゃ見えなかったのは [01:42.48]失くしたくないって事だったんだ [01:48.10]正直すぎる君が [01:53.52]少しだけ悲しくて [02:01.98]季節がくるたび咲く花の下で [02:08.15]来年また逢おう [02:12.17]思い出なんていらないくらい [02:18.14]私たちは続いていくよ [02:23.67]はなればなれで生きてく意味を [02:29.01]いつか分かる日が来るなら [02:33.70]大好きなまま 君の背中に [02:39.76]微笑みながら 手を振るから [02:48.92] [03:06.50]ああ、僕らはまた家族総出でサクラを病院に連れていく [03:13.22]運転席には、狼の遠吠えみたいな声で泣き続ける [03:17.54]かつて宇宙で1番幸せだった男 [03:21.32]後部座席には、馬鹿みたいに話し続ける [03:24.61]世界できっと2番目か3番目に美しい女の子と [03:29.20]数年のうちに誰も成し得なかったくらい太って、 [03:33.43]それでもやっぱり眩しくて、ちゃんと見ることが出来ない程美しい女の人 [03:39.58](しかも大号泣) [03:42.63]そして、僕らの家にやってきたその日から [03:46.83]そう、その尻尾についていた桃色の花びらくらい [03:52.03]甘く、淡く、暖かな何かを運んできた女の子 [03:58.00]サクラ、サクラ... [04:01.36]うふふ、兄ちゃん、しかも今日は大晦日 [04:06.01]警察にまで追われてるんだ。 [04:07.54] [04:18.00]打たれへん [04:21.15]声が聞こえる [04:23.44]兄ちゃんの声がはっきり聞こえる [04:28.40]ああでも、違う。 [04:32.05]兄ちゃん、違うんだ。 [04:37.41]打たれへん [04:41.19]違うよ兄ちゃん [04:43.35]神様はいつだって打てないボールなんて投げてこなかった [04:48.46]ボールを投げ続けていたのは僕らだったんだ [04:52.87]毎日毎日、泣いたり、笑ったり、怒ったり、 [04:57.49]恋をしたり、恋を失ってまた泣いたり [05:01.31]その度に、神様ってやつに [05:04.30]「これはなんなんだ、どういうことだ」って [05:07.15]ボールを投げ続けてきたんだ [05:10.06]「どうしてくれるんだ、なんでこんなにひどいんだ」 [05:15.03]でも奴はその度に、僕らのボールを受け止めた [05:20.41]どんな超スピードだって、悪送球だって、 [05:24.54]悔しいけど全部、ばっちり受け止めた [05:29.33]そしてこういったんだ [05:31.91]「おいおい、全部同じボールだよ」 [05:36.39]ああ、僕らには変わらない日常があった [05:42.49]恥ずかしいけれど、それが愛だよ [05:45.61] [05:48.00]その時、ミキの膝の上でゲップを続けていたサクラがこういった [05:55.36]「ボール、あの軽やかな羽!」 [05:59.27]そう、サクラがまたおしゃべりを始めた