[00:12.03]なんでこんな狭い道が バス通りなんだろうって [00:17.96]気づいた時俺は 大人になってた [00:20.97] [00:23.39]ふざけ合ってはしゃいで 明日なんか見ようとしなかった [00:28.83]青いバスの窓に 窮屈な俺が映る [00:32.80] [00:35.02]すっかり板についたネクタイ シミの付いた作業服 [00:40.57]しゃれたギャルソンのジャケット チェックの古着のネルシャツも [00:44.17] [00:46.58]何もかも脱ぎ捨てて あの夏の海に帰れたら [00:52.23]自由を気取ってた あの夏の海に [00:55.71] [00:58.18]夕焼けの四間道路は 変わらずあの頃のままだ [01:07.41] [01:09.92]あいつが突然死んで もう何年経つだろう [01:15.38]最後に線香あげたの いつだろう [01:18.76] [01:21.20]雨宿りした場所は コンビニに様変わりしてた [01:26.83]そこで何事も無く俺は 缶コーヒーを買った [01:32.40] [01:33.09]家族を守るために 身を粉(こ)にして働いてる人 [01:38.51]自分を探す長い旅に ひとり出て行く人 [01:44.30]幸せなんてきっと誰にも 計れはしないだろう [01:49.99]俺は 君の待つ家に帰るよ [01:53.91] [01:55.98]夕焼けの四間道路は 変わらず俺たちを染めてゆく [02:05.81] [02:19.46]年老いた母は 丸い背中で庭掃除をしている [02:24.87]写真の中の父は 相変わらずほほえんでる [02:30.69]時は静かに確かに 俺たちを運んでいくけれど [02:36.49]やっぱりお前に出会えて良かったよ [02:40.41] [02:42.40]夕焼けの四間道路は 変わらずあの頃のままだ [02:53.76]夕焼けの四間道路は 変わらず俺たちを染めてゆく