[00:02.350]閉ざされた扉が開かれて、放たれるもの。 [00:15.930]閉じ込められた世界の中、迎える末路。 [00:28.470] [00:28.670]斯くも数奇な、 [00:35.150]斯くも奇異なる「密室の少女たち」 [00:42.060] [00:42.260]-せめて、どうか、安らかに。 [00:52.240] [00:54.310]紅く、暗く、綴じた、この図書館で。 [01:08.500]星と、月と、廻る、太陽。 [01:22.930] [01:37.460]はじめに、閉じ込められていた“太陽”は。 [01:48.090]出口を探していた。 [01:51.490] [01:51.690]目指すは、自分の仲間の下へと、至る。 [02:02.290]外側の世界へと。 [02:07.810] [02:20.770]いつしか、その元へ辿り着いた“月”は。 [02:31.120]太陽を放とうとした。 [02:35.060] [02:35.260]己の、居るべき場所をめぐって。 [02:42.040]ふたりの、物語は進んでいく。 [02:49.820] [02:50.340]閉じ込めて。次第に、その命を蝕みゆく。 [02:57.640]その呪いの根源を、誰も知らない。 [03:03.770] [03:03.970]閉ざされた扉の向こうに陽が差込むとき。 [03:11.990]望んでいた自由を、その手にする筈だったのに。 [03:19.190] [03:19.390]寄り添う月に、見守られるように、眠る。 [03:26.330]-せめて、どうか、安らかに(Requiescat in pace in pace)。 [03:32.530] [03:47.100]つづきは、太陽の座を受け継いだ月が。 [03:57.900]その身に、呪いを受けた。 [04:01.100] [04:01.300]いつしか、その傍に“星”が寄り添っては。 [04:12.420]供に時を刻んでいく。 [04:17.280] [04:17.480]月から星へ受け継がれていく宿命。 [04:24.320]変わらぬ根源だけが静かに、ずっと。 [04:30.700] [04:30.900]閉ざされた扉の向こうを月が照らすとき。 [04:38.570]望んでも居ない自由を、その手を押し付けられて。 [04:45.650] [04:45.850]寄り添う星に、全てを託しては、眠る。 [04:52.670]-せめて、どうか、安らかに(Requiescat in pace in pace)。 [04:59.770] [05:00.330]太陽と、月が眠って。 [05:07.200]ひとりぼっちになった星が輝く。 [05:14.390] [05:14.590]ひとりの魔女にひとつの魔法。 [05:21.590]八つ目の星の魔法が煌く。 [05:27.370] [05:45.270]閉ざされた扉の向こうで星が輝くとき。 [05:52.330]その自由は誰の手に渡っていくのだろうか? [05:59.540] [05:59.740]寄り添う者が、その場に居ることを願う。 [06:06.700]今はただ全てを抱えて。 [06:12.240] [06:14.580]閉ざされた扉が開かれて、放たれるもの。 [06:21.380]閉じ込められた世界の中、迎える末路。 [06:28.770] [06:28.970]斯くも数奇な、 [06:32.360]斯くも奇異なる「密室の少女たち。」 [06:35.670] [06:35.870]-せめて、どうか、安らかに(Requiescat in pace in pace)。 [06:41.820]