「月の骨」 いらだちに身(み)を委(ゆだ)ねていた あの時(とき)僕(ぼく)は 悲(かな)しみの傍(かたわ)らで 泣(な)き続(つづ)けた 届(とど)かないこの想(おも)い胸(むね)に 君(きみ)との記憶(きおく) 見慣(みな)れない骨(ほね)の中(なか) 封(ふう)じ込(こ)めた つま弾(ひ)く 言葉(ことば)の行方(ゆくえ) 誰(だれ)かの為(ため)に歌(うた)い続(つづ)けるよ 今(いま)も 忘(わす)れられない 月(つき)に輝(かがや)く 君(きみ)の笑顔(えがお) 戸惑(とまど)い隠(かく)す 答(こた)えにいつも 従(したが)うのなら 世界(せかい)はまた 二人(ふたり)の距離(きょり)を 永遠(えいえん)まで引(ひ)き離(はな)す 時(とき)の壁(かべ)超(こ)えて吹(ふ)く風(かぜ)に あの日(ひ)の君(きみ)は 慈(いつく)しむその心(こころ) 乗(の)せてみせた 過(あやま)ちにうなだれる僕(ぼく)は 翼(つばさ)を広(ひろ)げ その風(かぜ)をいとおしく 抱(だ)き寄(よ)せてた 二人(ふたり)が 交(か)わした言葉(ことば) 明日(あした)の為(ため)に刻(きざ)み続(つづ)けるよ 今(いま)も 突然(とつぜん)消(き)えた 夢(ゆめ)の続(つづ)きと 心(こころ)の闇(やみ) 胸(むね)に抱(いだ)いて やがて答(こた)えを 見(み)つけるだろう 世界(せかい)がまた 微笑(ほほえ)むような 永遠(えいえん)まで導(みちび)いて 時(とき)を超(こ)えてゆけ 流(なが)れるこの涙(なみだ) 明日(あす)を超(こ)えてゆけ 光(ひかり)の楽園(らくえん)へ 繋(つな)がれてる二人(ふたり)は 輝(かがや)く月(つき)の光(ひかり) 浴(あ)びて 終わり