熱く滾る想いと 凍てつくような眼差しが 私の心 食い散らし 疾く生けよと駆り立てた 強く信じたものを 奥底秘めつつ 黒い翼広げ 貫いて進むだけ 解き放てよと 聞こえるから 呼応するように 駆け抜け 目に映る残像 追いつけずに 過ぎてゆけ 私のことを見透かして オチテシマウと 駆り立てた 凍えるような絶望と 焼けつくような熱情が 怖いこともあると 根底吐き出され 吐瀉物まみれのカラス 死んでないまだ昇る 忘れるなよと 聞こえるから 鼓舞するように 飛び立て 目に映る残像 消えないように 抱きしめて 恨み つらみ 悲しいだけの噺だと 捨てるはずない 莫迦か 漆黒は薄まらず 解き放てよと 聞こえるから 呼応するように 駆け抜け 目に映る残像 追いつけずに 過ぎていけ ああ つまらぬ『よ』と 逃げることも できないな でも それでいいの 飛びつづける ただそれだけ