僕が生まれたこの島の空を
僕はどれくらい知っているんだろう
輝（かがや）く星も 流（なが）れる雲（くも）も
名前を聞（き）かれてもわからない
でも誰より 誰よりも知っている
悲しい時も 嬉（うれ）しい時も
何度も見上げていたこの空を

教科書（きょうかしょ）に書（か）いてある
事（こと）だけじゃわからない
大切（たいせつ）な物がきっとここにあるはずさ
それが島人ぬ宝

僕がうまれたこの島の海を
僕はどれくらい知ってるんだろう
汚（よご）れてくサンゴも
減（へ）って行（ゆ）く魚(さかな）も
どうしたらいいのかわからない
でも誰より 誰よりも知っている
砂（すな）にまみれて 波にゆられて
少（すこ）しずつ変（か）わってゆくこの海を

テレビでは映（うつ）せないラジオでも流せない
大切(たいせつ）な物（もの）がきっとここにあるはずさ
それが島人ぬ宝

僕が生まれたこの島の唄を
僕はどれくらい知っているんだろう
トゥバラーマもデンサー節も
言葉の意味（いみ）さえわからない
でも誰より 誰よりも知っている
祝（いわ）いの夜（よる）も 祭（まつ）りの朝も
何処（どこ）からか聞（き）こえてくるこの唄を
いつの日かこの島を離（はな）れてくその日まで
大切な物がをもっと深（ふか）く知っていたい
それが島人ぬ宝
それが島人ぬ宝
それが島人ぬ宝