満たされることに慣れてしまった頃に きっと失う怖さ酷く大きくなるの 熟れすぎた果実、何時か落ちてゆくなら 未来永劫青いままでいさせて 「愛することの幸せ教えてあげる」 虚ろな胸に投げ込まれた言葉に縋れば それは孤独も深くしてゆく 宵闇浮かぶ三日月が 照らしだす影法師 掴みかけて…するり溶ける 砂の上をゆらゆらり 貴方の背に預けた 額から零れてる 想いをその手で掬いあげて接吻けて 誰もいない夜聴いた昔語りが 二人、秘密のようで嬉しくなって 「自由に飛べばいい」と鳥篭を消した その指先に朝も夜も留っていたいの 枷を求めて囚われにゆく 暗闇照らす三日月が 薄雲に隠されて 見えなくなる…姿だけを 瞼の裏焼き付けて 貴方が迷子になる そんな日が来るのなら 私を繋いで時の果てへ連れてって とめどなく流れる世界に揺られ 少しずつ変わってゆく Ah 貴方の傷を舐めて痛みを分かりあえたら… I pray for you 宵闇浮かぶ三日月を あと僅か縫いとめて 鼓動だけを…聴いていたい 砂の上でゆらゆらり 貴方の背に預けた 額から零れてる 想いをその手で掬いあげて接吻けて