眺(なが)むる彼方(かなた)は 朧月夜(おぼろつきよ) 零(こぼ)る光(ひかり)の糸(いと) 解(ほど)いて隠(かく)れた 遠(とお)き世(よ)に 惹(ひ)かれし慕情(ぼじょう) 永遠(えいえん)に還(かえ)れぬと知(し)りながら 廻(まわ)りぬ宿命(さだめ)の輪(わ) 憂(うれ)うこと勿(なか)れ 忌(い)まわし穢(けが)れ身(み)を 償(つぐな)い続(つづ)ける 指折(ゆびお)り数(かぞ)えた 去(い)ぬ面影(おもかげ) 季節(きせつ)の最果(さいは)てに 私(わたし)を遺(のこ)して 満(み)ち満(み)つ 遥(はる)かな望郷(ぼうきょう) 永遠(えいえん)に隠(かく)して 月影(つきかげ)よ 巡(めぐ)りし命(いのち)の輪(わ) 止(や)むる事(こと)勿(なか)れ 私(わたし)は悠久(ゆうきゅう)の時空(じくう)の守人(もりびと) 廻(まわ)りぬ宿命(さだめ)の輪(わ) 憂(うれ)うこと勿(なか)れ 忌(い)まわし穢(けが)れ身(み)を 償(つぐ)い続(つづ)ける... 私(わたし)は悠久(ゆうきゅう)の時空(じくう)の守人(もりびと)