君がひとつ残したのは 笑顔の魔法 いつか綺麗な花を咲かせる きっと ささやくように奏でるのは 光の魔法 いつも行く手を照らす ひとりきりで過ごす時をいくつ数えて 迷いながらもたどり着けたの ここに 冷たく降る涙の雨 受け止めながら 凜と佇む花も 君がいない濡れた町も あの日からただ色褪せていったけれど 今なら モノクロの悲しみを抱きしめて 彩りの喜びに変えてゆける 思い出してもう一度 見失った色を 哀しい雨が心を伝う夜には 君を想うから ねえ みんなの声が優しく呼んでくれている もう大丈夫だよ 今はひとりじゃない 思い出してもう一度 忘れていた唄を 胸の奥が切なく痛む夜にも 星に唄うから 雲の遁に虹の橋 光に満たされて 涙の痕 透明な波紋の中に空を描き出す 君がひとつ残したのは 笑顏の魔法 また会える日が来るよ 温かい涙の雨 受け止めながら いつか綺麗な花が咲く頃 きっと