作曲 : 如月秋祐 作词 : 黒川うみ 赫や 赫や いと恋し 赫や 赫や いと可哀い 爾の願いは幾らでも 此の余が叶えて進ぜよう 赫や 赫や いと恋し 赫や 赫や いと可哀い 爾の願いは幾らでも 此の余が叶えて進ぜよう --では、彼方のあの月を 消してみてはくれませんか-- なんとも他愛のなきことを 月とは朝に消えるもの あれあれ爾とあろうもの 可笑しな戯れを申します 赫や 赫や いと美し 赫や 赫や いと愛し 爾を是非にも吾が妻に 然らば如何が馳せんぜよう 赫や 赫や いと美し 赫や 赫や いと愛し 爾を是非にも吾が妻に 然らば如何が馳せんぜよう “では、池に浮かぶ月を 取ってみてはくれませんか” 何とも賢しい腕試し 良かろう直ぐにも御許に あれあれ どうして 取れませぬ 否々、しばしのお暇を さては水底に沈みやと 男は池にて溺れ死ぬ 赫や 赫や いと怖し 赫や 赫や いと険し 月が憎いと今日も泣く 月が憎いと今日も泣く