窓から零れる月明かりが確かに照らしたのは 存在する全てが虚像だらけの部屋だけだった 羽根を失いかけた蝶は 街を彷徨いながら暗闇に身を投げた 気が付けば何もかも全てが「過去」になり涙溢れた。 舞い落ちる雪が彼に告げた願いは -いつまでも愛させていて- この身体全て溶けてなくなる頃に 蝶は菜の花に止まるでしょう。 星降る夜に咲いた一輪の花 枯れるまで傍に居させて 羽根を全て失ってしまった 行き場のない感情、心に閉じ込めた 飛び立てない蝶が出した答えは「別れ」と言う決別だった 夢に舞う蝶は憐れと知りながら それでも愛し続けた この雪が全て溶けてなくなる頃に 蝶は何処へ? 舞い落ちる雪が彼に告げた願いは -いつまでも愛させていて- この身体全て溶けてなくなる頃に 蝶は菜の花に止まるでしょう。 夢に舞う蝶は憐れと知りながら(嗚呼モウ全部何モ壊レテシマエ) それでも愛し続けた(愛シタ人モ コンナ身体モ) この雪が全て溶けてなくなる頃に(消エル事デシカ存在証明出来ナカッタ) 羽根はもぎとられるでしょう。(ゴメンナサイ)