ハルニレが紡ぐ小往(こみち)に 迷いしは時のまにまに さよなら、と手を振る君が 遠く遠く かすんでく やがて心の奥に閉じ込めてしまうの? ふと君が、つぶかく ゆらゆらり 想い出は 幼い日々のままで いられずに きえてゆく 追いかけた二人の幻 「大丈夫、忘れはしない」 ほほえんだ君よいずこに 時はただ同じ步幅で 君と僕を 離してく ゆらゆらり届かずに 懐かしさだけ募る 夢見たり、恋したり ゆらゆらり 想い出は 幼い日々のままで いられずに きえてゆく 追いかけた二人の幻