薫る風に包まれ 霧雨の中で 囁きにも似た声 近づいてくる あつまる 影たちに 笑い声に 紛れ めぐる季節に 置いていかれた 者たちだけに 許された権利 誰も知らない 夜の集会 青時雨 絶え間なく 地面を叩いて 次々と 傘の花 咲き乱れてく どこまで どこまでも 続いてく 行列 忘れようにも 忘れられない 想いを抱え 共に過ごそう ひどく儚い この一時を 久々会った 友人からは 「少し変わった」 と言われました あなたもきっと 変わったでしょう 想いは募るばかり