血塗られた唇 妖しく笑みを浮かぶ 木々の影に潜む 獲物の首切り取る 暗闇に蠢く 死肉を漁る野獣 屍の転がる路を ひたすら進む 「さぁ 迷わずに」 「さぁ 怯まずに」 「殺め続けて」 声が聞こえた 生きとし生けるものは命 得るため 奪い続ける宿命 抗えぬ本能に身を委ねて また 引き継がれていく 言葉という名の記憶 いま 受け継がれている 憎しみと共に 伝えられぬもの 分かり合えぬ者 生きる為に 選べる道はひとつ 勝利の酒飲み干そう 傷口又開いても 声を出して笑おうよ 死せる友悲しませぬよう 夜が明けるまで踊ろう 異国の歌に合わせ 泣きながらも語ろうよ 夢に見た楽園を 悔し涙飲み干そう 傷痕消えなくても 次の一歩踏み出そう 友の死が無駄にならぬよう 爪と牙で切り裂こう 返り血浴びようとも 取り戻すまで戦おう 失くした故郷を