[00:00.50] [00:21.51]カーテン越しに差し込む光で目が覚める [00:24.20]心臓に手を当て今日も生きてることを確かめる [00:26.99]窓を開けても見慣れたあの風景はないけど [00:29.66]その代わり見えるのは青く光る地球だ [00:32.36]このステーションに来てからもう一ヶ月が経ちます [00:35.62]銀河鉄道のレールは着々と延びていきます [00:37.78]無重力にも宇宙服にも慣れたけど [00:40.20]君のいない朝にはいまだに慣れることができません [00:43.30]出発前日の君の表情を思い出すたび [00:45.86]家を出る直前にくれたお守りを握り締めるたび [00:48.56]何度となく胸がしめつけられるけど [00:51.32]許して欲しいこれが僕の夢ってゆうやつだ [00:54.08]銀河鉄道のレールをつくるっていうこの仕事は [00:56.84]想像していた以上にやりがいのある仕事です [00:59.46]あらかじめ決められたレールをただ走るのではなく [01:02.09]自分でそのレールをつくっていけるのだから [01:04.98]はからずともこの仕事に人生を重ね合わせて [01:07.88]どこまでもどこまでも続いていくこのレールを [01:10.45]見たときに太陽の光を反射して輝く [01:12.98]その光景の美しさを僕は言葉にできません [01:15.74]ちょうど今も地球がはっきりと見下ろせる [01:18.92]日本は夜だから君はぐっすりと眠っているのかもしれない [01:21.63]宇宙の片隅で君の寝顔を想像するなんて [01:24.22]そんなこと10年前に誰が想像しただろう! [01:27.04]この人類初の銀河鉄道が開通したらすぐにでも [01:29.66]君を連れてもう一度ここに来ようと思ってる [01:32.39]この神秘的な奇跡を次は2人で見たいから [01:35.12]もう少しもう少しだけそこで待っていてくれよ [01:37.81]人類初の銀河鉄道が開通したらすぐにでも [01:40.57]作業場で拾った一番星を持って帰ろうと思ってる [01:43.34]この神秘的な輝きを君にも見せたいから [01:45.96]もう少しもう少しだけそこで待っていてくれよ [01:48.75]こんなふうに離ればなれになってしまうことは [01:51.41]寂しいけれど決して悪いことばかりではなくて [01:54.07]お互いを成長させたりもするから今は [01:57.19]ありがとうとかまた会おうとかありふれたことが言いたい [01:59.66]こんなふうに離ればなれになってしまうことで [02:02.24]君の大切さが身にしみてわかるきっかけになってる [02:04.95]たくさんの言いたいことがあるはずだったけど今は [02:07.62]ありがとうとかまた会おうとかありふれたことが 言いたい [02:11.97] [02:32.23]カーテン越しに差し込む光で目が覚めます [02:34.85]心臓に手を当てるあなたの癖を思い出します [02:37.70]窓を開けるといつもと変わらない風景だけど [02:40.51]近頃は逆に私を安心させてくれます [02:43.18]あなたが行ってしまってからもう一ヶ月が経ちます [02:45.83]銀河鉄道のレールは着々と延びているというニュースが [02:48.68]こちらではひっきりなしでもう慣れましたが [02:51.36]あなたのいない朝にはいまだに慣れることができません [02:54.14]出発前日のあなたの表情を思い出すたび [02:56.73]私の心は不安で壊れそうになりますが [02:59.51]いつだって向こう見ずなあなたのことです [03:02.18]それがあなたの夢なら私の夢にもなります [03:05.00]銀河鉄道のレールをつくるという仕事はいまだに [03:08.21]私にはとても想像することもできませんが [03:10.61]どうなってしまうのかさっぱり想像できないところが [03:13.42]よく考えればあなたの人生そのものに見えます [03:16.11]こちらではもうすぐ七夕がやってきて [03:18.91]天の川がまっさらな夜に星の橋を掛けます [03:21.53]その下では子どもたちが短冊に祈っているそんな [03:24.24]当たり前の風景をあなたは覚えていますか? [03:26.73]何本もの花火が何もない夜に咲きます [03:29.81]こうして空を見上げていると不思議な気持ちになります [03:32.49]なぜだかわからないんだけど涙があふれてきて [03:35.13]ねえあなた本当にこの空の向こうにいるの? [03:37.75]あなたがこの地球に帰ってきたらすぐにでも [03:40.67]手をつないでいつもの風景の中を歩きたい [03:43.34]宇宙について熱く語るあなたの笑顔を見たいから [03:46.04]いつまでもいつまでもこの星で待ってる [03:48.87]あなたがこの地球に帰ってきたらすぐにでも [03:51.47]あの場所に寝転がって空を見上げ話したい [03:54.20]ささやくように語るあなたの声が大好きだから [03:56.86]いつまでもいつまでもこの星で待ってる [03:59.73]こんなふうに離ればなれになってしまうことは [04:02.28]寂しいけれど決して悪いことばかりではなくて [04:04.94]お互いを成長させたりもするから今は [04:08.09]ありがとうとかまた会おうとかありふれたことが言いたい [04:10.56]こんなふうに離ればなれになってしまうことで [04:13.09]君の大切さが身にしみてわかるきっかけになってる [04:15.81]たくさんの言いたいことがあるはずだったけど今は [04:18.59]ありがとうとかまた会おうとかありふれたことが 言いたい [04:22.90] [04:42.95]たった今君の声が聞こえた気がしたんだ [04:45.68]こんな宇宙の片隅で たった一人たたずみ [04:48.55]立ち止まった僕のそばを流れ星が追い抜く [04:51.27]とっさに手を合わせ繰り返す僕の願いよ 届け! [04:55.34]