脈を打つドラム 流れゆくうわ音 たわいのないコラム 忘れゆくうわごと 今日も雲を追いかけて捕まえる 空ごと なにごとかと小犬が不思議そうに見上げる そうやって君は君だけの風景を集めて 目の前に並べては 嬉しそうに眺める 知ってるよ、そんな君を見てる僕の方が ずっと嬉しそうだってことくらい 暗い夜の道を街灯が映し出す君の 遠慮がちな微笑みに戸惑いを覚えながらも 君は今一体何を考えているのだろうと 考えている瞬間は思いのほか幸せです きらめく瞬間はなきにしもあらず でもいまだにわからないことのほうが多くて 君はまたそうやって知らないふりをするから 後ろからそっと君の小指をつかまえて離さない 違う場所にいるなら同じ曲を聴きたい 同じ場所にいるなら同じ歌を歌いたい 知らないことを知りたい君のことを知りたい という気持ちが駆け巡って風になって宙に舞う 気がつくとすぐそばに一匹のペガサスが 陽だまりを連れて雲の切れ間から日が差す 無限の可能性を秘めた真っ白なキャンバスに 忘れかけた言葉が堰を切ってあふれだす 僕はすれ違うことに慣れ過ぎていたんだ 想いを伝えることに苦労していたんだ いろんなことが恐かったんだ、でも今は違う ねぇ、お願いだから僕と一緒に思い出を作ろうよ 振り返ればそれほどたいしたことはしていない けれど前を向けば道はいくらだってあるんだ だから一緒に歩こう君が言ったんじゃないか 「人生はいつだって未知との遭遇」 光りの角度、揺れるミニスカート メロンソーダのエメラルド 何気ない会話と どれもこれも今日はなぜかミラクルに見えるのは 目の前にいるのが君であるからに他なりません 窓の外 季節外れのモンシロチョウが二匹 互いに気を引いて行ったり 来たりしている 木漏れ日は知っているすっと笑みがこぼれる こういう瞬間だけはちょっとだけ誇れる どこにいたって子どもだったときみたいに輝く 君のひとみ、一人景色拾いながらささやく 言葉はたらずとも気持ちは伝わる 満点の夜空を流れる星よりも速く! 過ぎて行く一瞬を悔やまないように あふれ出るメロディをしっかりと捕まえて 目を見て話せば気持ちは伝わる 夜空を流れる星よりも速く! 僕はすれ違うことに慣れ過ぎていたんだ 想いを伝えることに苦労していたんだ いろんなことが恐かったんだ、でも今は違う ねぇ、お願いだから僕と一緒に思い出を作ろうよ 振り返ればそれほどたいしたことはしていない けれど前を向けば道はいくらだってあるんだ だから一緒に歩こう君が言ったんじゃないか 「人生はいつだって未知との遭遇」 映画でもドラマでも小説でもないのに 次回予告なしの明日が気になって仕方ないなら きっとそれを人はそれを幸せと呼ぶのです 人生はいつだって未知との遭遇 何百通りのフィクションよりも目の前の現実が 何よりも大切だと思うことができるなら 昔から人はそれを幸せと呼ぶのです 人生はいつだって未知との遭遇 何度も何度も練習してた言葉を 目の前で忘れてすべてを抱きしめたくなったら そういう瞬間を生きてるって言うんだぜ 人生はいつだって あぁ!言わずとも 映画でもドラマでも小説でもないから?僕らの物語りには 最終回はないのです とか今日ぐらい言っちゃっても いいんじゃないかな ハッピーエンドではなく ハッピー · エンドレスな日々へ