見(み)ろよ おいら 最後(さいご)の1円(えん)になった どうしようもねえよ この世(よ)は アナグラさ なにをしていいのやら わからない 水(みず)をよこせ もっと濁(にご)った水(みず)を チョコレートの中(なか)にいるようなオアシス ほんとうは 抜(ぬ)け出(だ)して 君(きみ)に会(あ)いたい アナのなかも クラのなかも 飛(と)び出(だ)して おれの夢(ゆめ) なにもなくても 情(なさ)けなくても 生(い)き残(の)ってる おれの夢(ゆめ) ああ おまえ いいパンチくれやがって、この さあ おれの 最後(さいご)の1円(えん)をくらえ 干(ひ)からびた ハナクソに 花(はな)が咲(さ)く アナのなかも クラのなかも 飛(と)び出(だ)して おれは行(ゆ)く なにもなくても 情(なさ)けなくても 生(い)き残(の)ってる おれの夢(ゆめ) アナのなかも クラのなかも 飛(と)び出(だ)してる 若者(わかもの)よ 風(かぜ)になったって 鳥(とり)になったって 生(い)き残(の)ってる おれの夢(ゆめ) むなしくて、むなしくて、この薄汚(うすぎたな)いアナグラの中(なか)じゃ 好(す)きなことひとつできないなんて、これじゃあんまりだ アナのなかも クラのなかも 飛(と)び出(だ)して おれは行(ゆ)く なにもなくても 情(なさ)けなくても 生(い)き残(の)ってる おれの夢(ゆめ) アナのなかも クラのなかも 飛(と)び出(だ)してる 若者(わかもの)よ 風(かぜ)になったって 鳥(とり)になったって 生(い)き残(の)ってる おれの夢(ゆめ) -おわり-